3月11日の紙面から

 
今日は3月11日。東日本大震災から10年経ちました。
あの日、私は所用で幕張メッセに行こうとJRで移動中。たまたま南船橋という駅のホームで地震にあいました。
かなりの揺れだ!と慌てたものの、もう収束するかと思われた瞬間、ホームの柱、屋根の鉄骨がうなりを上げ始め、居合わせた人同士で固まって屈みこみました。
子どもの頃から「関東大震災はまた来る」と言われて育ったので、「ついに来た!」と思っていました。情報がなく一時間以上、東京直下地震だと思い込み、まさかあの揺れが遠い三陸の海から伝わったものだとは! 思いもしないことでした。
復興の途上にある方々にお見舞い申し上げるとともに、これから来る東京直下型、南海トラフ地震に少しでも備えなければと思います。


今日この着物ブログで紹介するのは、今朝の日本赤十字社の広告です。
なんて綺麗な配色!着物の彩色の色見本になりそうです。


家並みを空から見下ろした写真のようですが、そう見えるようにデザインされた絵です。
配色を色見本帳でザっと開いてみますと…


このまま訪問着の色挿しで使えますね。
このように新聞や雑誌の広告写真から配色のヒントを得ることは多く、質の高い写真は切り取って保存して活用させていただいております。

ピンク、黄緑、空色…鮮やかな屋根が並ぶ街並みを守ろう、被災しても生活を守ろうという趣旨の広告です。
自宅の備蓄や日頃の備えを撮影してアップして下さいという案内なので、広告部分も拡大しておきますね。


それから最後にもうひとつ。
昨日、3月10日は1945年の東京大空襲の日でした。
避けられない地震と違って こちらは「繰り返さない」
アメリカのB29(という爆撃機)が夜空を覆いつくすように飛んできたのだと、今でも母が申しております。

季節の便り | 11:18 PM | comments (x) | trackback (x)

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